よくあるご質問

WAIS-IV知能検査について

「WAIS-IV」で発達障害の診断ができますか?

WAIS-Ⅳは、「診断そのものを行うための検査」ではありません。
この検査だけで、医師が発達障害の診断を確定することはできません。
発達障害かどうかを医学的に診断するには、医師による診察をはじめ、複数の心理検査や問診、行動観察、生活の中での様子など、さまざまな情報を総合的に判断する必要があります。
ただし、WAIS-Ⅳで明らかになる「認知の傾向」や「つまずきの背景」は、診断を補う参考資料として、医療機関で活用されることがあります。
そのため、診断をご希望の場合は、まずは医療機関にご相談いただくことをおすすめしています。

「グレーゾーン」の傾向があるか知るために受けてもいいですか?

はい、受検していただけます。
WAIS-Ⅳは「IQ」の数値だけを見るものではなく、どのような場面で困りごとが起きやすいか、どんな認知の傾向があるのかを明らかにできる検査です。
そのため、「グレーゾーンかどうか」を考える手がかりとして、ご自身の特性を知る目的で受けられる方も多くいらっしゃいます。
結果は診断そのものではありませんが、日常生活の理解や支援につなげる大切なヒントになりますので、安心してご相談ください。

「WAIS-IV」の結果でIQはいくつまで測れるのですか?

WAIS-Ⅳでは、全体の「IQ(FSIQ)」として「40〜160」の範囲で算出されます。
ただし、大切なのは数値そのものではなく、「どの領域が得意で、どの場面でつまずきやすいのか」といった特性を知ることです。
数値に一喜一憂するのではなく、結果を今後の生活や仕事にどう活かすかが重要になります。

どんなときに「WAIS-IV」を受ける人が多いですか?

WAIS-Ⅳは、さまざまな目的で受検される方がいらっしゃいます。たとえば…
・仕事や学業でのつまずきの理由を知りたいとき
・発達の傾向(「グレーゾーン」を含む)を整理したいとき
・転職や就職活動に向けて、自己理解を深めたいとき
・パートナーや家族との関係性に悩んでいるとき
このように、「自分をもっと理解したい」と思ったときに受けられる方が多くいらっしゃいます。

高学歴でも受ける意味はありますか?

はい、もちろんです。
学歴や表面的な能力の高さとは別に、「なぜかうまくいかない場面がある」と感じて受検される方は少なくありません。
実際に、高い学歴や専門職の方からのご相談も多く寄せられています。
WAIS-Ⅳを通してご自身の「情報処理の傾向」や「考え方のスタイル」を知ることで、新たな気づきや支援のヒントが得られることがあります。

うつ病や「HSP」傾向があっても検査を受けられますか?

はい、受けていただけます。
当日の体調や気分に合わせて、無理のないペースで進めてまいりますのでご安心ください。
不安を感じやすい方や刺激に敏感な方にも、できるだけ落ち着ける静かな環境をご用意し、丁寧に対応いたします。
ご不安な点があれば、事前にお伝えいただければ配慮いたしますので、どうぞ安心してご相談ください。

結果を見て落ち込んでしまうことはありませんか?

ご安心ください。当事務所では、検査結果を「あなたの強みや可能性を見つけるための材料」として大切に扱っています。
「スコア」の高い・低いに振り回されるのではなく、「なぜ今、困りごとが生じているのか」を整理することを目的としています。
結果は決してマイナスを示すものではなく、これからの生活や人間関係に活かすためのヒントです。
否定的な印象を与えず、前向きに受け止められるよう丁寧にご説明いたしますので、安心してお受けください。

「知能検査」で「劣っている」と思われないか心配です。

ご安心ください。WAIS-Ⅳは、人の優劣を測るための検査ではありません。
それぞれの「認知スタイル(=考え方や処理の傾向)」を理解し、日常生活やお仕事の工夫につなげるためのものです。
苦手に見える部分があっても、それは「できない」ではなく「ちがい」として捉えられるものです。
ご自身らしく過ごすためのヒントとして、前向きに活かしていただければと思います。

検査結果に違和感がある場合はどうすればいいですか?

ご安心ください。WAIS-Ⅳはあくまで「傾向」を測る検査です。
結果に納得がいかない部分や違和感を持たれることもありますが、その感覚自体も大切な手がかりです。
フィードバックでは、その背景を一緒に検討し、必要に応じて補足のご説明や今後の工夫のご提案をいたします。
疑問や不安があれば、どうぞ遠慮なくお聞かせください。

医師や職場、支援機関に提出できますか?

はい、報告書のコピーをご家庭からそのままご提出いただけます。
ご希望に応じて、職場向けの補足文書や、医師への所見の追記などにも対応可能です。
提出先や目的に合わせて工夫できますので、必要な場合はどうぞお気軽にご相談ください。

結果を見せたくない相手には、内容を知られずに済みますか?

はい、ご安心ください。
検査結果はご本人の大切なプライバシーとして厳重に管理しており、ご本人の同意なしに第三者へ共有することは一切ありません。
また、お渡し方法についても、ご希望に応じて柔軟に対応いたしますので、どうぞ安心してお任せください。

家族やパートナーも一緒に対面でのフィードバックを聞いてもいいですか?

はい、ご希望があれば同席いただけます。
ご本人の同意を前提に、ご家族やパートナーと一緒に結果を振り返ることで、理解が深まり、今後のサポートや関わり方を一緒に考えるきっかけにもなります。
ご希望があれば、進め方についても事前にご相談いただけますので、どうぞ安心ください。

WAIS-IVの再検査はどのくらい間隔をあければいいですか?

一般的には、WAIS-Ⅳの再検査は「1年以上」あけることが推奨されています。
これは、前回の問題を覚えていることが結果に影響する可能性を避けるためです。
ただし、受検の目的や状況によっては、より短い期間での再検査が検討できる場合もあります。
ご希望やご事情がある際は、どうぞお気軽にご相談ください。

WAIS-IVの結果は他の心理検査と併用できますか?

はい、可能です。
WAIS-Ⅳの結果は、それだけでも大切な情報となりますが、他の心理検査(性格検査や発達に関する検査など)とあわせて見ることで、より多角的にご自身の特性を理解することができます。
ご希望に応じて、目的に合わせた併用方法やプランもご提案いたしますので、どうぞ安心してご相談ください。

個人情報や検査結果はどのように管理されていますか?

当事務所では、検査記録や個人情報を厳重に管理しており、ご本人の同意なく外部に開示することは一切ありません。
報告書のお渡し後も、安全に保管したうえで、一定期間が経過したのち適切に破棄いたします。
大切な情報を安心してお預けいただけるよう、十分に配慮しておりますのでご安心ください。

INDEX
カウンセリングについて
対面カウンセリングについて
オンラインカウンセリングについて
電話カウンセリングについて
WISC-V知能検査について
WAIS-IV知能検査について
催眠療法について
カウンセラー紹介について
アクセスについて